19 十言神呪  大(オ)字神呪

十言神呪

19 十言神呪  大(オ)字神呪

Isiguro
Isiguro
今回は、大(オ)字神呪です。

オ字は人間存在の最も核心的なものであり、
これなくして己の存在はありません。

オ字は己の存在、キーワードは(我)です。

オ字観法はタマを開くことです。
現界において万物とのつながりを回復させるための感謝の行です。

今一つのキーワードは(無私)です。

興味深いことに、
オ字観法を実行すると守護神(イツ)を賜ることができるというものです。

守護神は家のご先祖の救済に向かい、
また感謝の誠をつないでいただけるのです。(大字観法の功徳)

オ字の本質は、自分の本質を現すための無私、無我の姿です。
この大国主の大神様の御心と思います。


これを実行することで、
人間は秩序と調和と統一の取れた世界の中において
真に幸せに生きることができ、子孫繁栄の基となります。
Isiguro
Isiguro
大(オ)字神呪 神歌
大いなる我悟りなばこの身われ 生り成り続くは誰(た)が為にこそ

主宰神は、大国主命です。

「この身我れ」なる小我をお恵みくださった大国主命に
感謝することを忘れてはならない。

本当の我なるものは、
祖先、親、兄弟、配偶者、子、友、隣人、師、
有縁無縁の一切霊、神々、万物、万象、法則等、
数えきれない無数の因縁が「中今」の今、
「我」を場として生かされていると観ずるようになると、
初めて感謝の心が湧き出る。

大国主命は、この感謝の成就を待って居られる。

人間は限界で肉体を養いながら住んでいます。
その肉体の中に奇すしき霊体を宿し、
その霊体の中に本当の我が存在します。

それが直霊です。フタともいいます。

人間の根本はフタであり、そこから湧き出るものです。
フタの中に詔の統を賜り、そのフタを発現させることにより、
自らを発見し、悟ることになります。


フタは容易に開くものではありませんが、
人間はフタをみずから開けなければならない。
神様はこれを強制的に起こさせようとすることがあります。

そのため、フタに光を一瞬差し込むときがあります。
この時にフタが開くのです。フタが開くことをタマヒラキといいます。


タマヒラキをさせるために人間にくさぐさの苦労を与えるのです。
これを神様の(恩寵的試練)といいます。


単に業因縁の解消のために苦労をさせるだけではありません。
苦労の先を見なければなりません。
管理人wataame
管理人wataame
フタは過去の記事禄にあります。
Isiguro
Isiguro
十言神呪による真澄信仰を持つ方々にはタマヒラキが起こらなければならない

それが現世において幸せを得て、
(蘭の薫)をもたらすための最大の行になります。
人間の品性の薫りがただようようになります。

その時に何をなさねばならぬか自分自身に問わなければなりません。
艱難辛苦から逃れるためのものではありません。
フタの本質は神の如き慈悲心です。

すべての存在に対して誠を尽くし、
すべての成果を神様の御前にささげることができる人間です。
肉体という壁を取り除くことにより己の本質が現れ、
即ち自分の存在そのものを神様にささげることです。

自分の存在そのものを神様にささげるその意味は、
今ここに存在する己に対する喜びであり、
己を支えてくれるものに対する感謝です。


己につながる先祖代々の御霊の一人一人に、
こうして生活をさせていただいている御礼の感謝をささげます。

さらには、万物に対して感謝を捧げていくとき、
一人でに宇宙と一体になることができます。

思い続けるならば、そこに宇宙と一体となる(大いなる我)
を悟ることができるのです。
宇宙の中の我であり、肉体は消え失せます。

人間が人間となるための行です。
まことに麗しいことです。
これが霊祭道の三本の道への出発点となります。
Isiguro
Isiguro
オ字観法はタマを開くことです。

現界において万物とのつながりを回復するための感謝の行です。

今一つのキーワードは無私です。

このオ字の本質は、自分の本質を現すための無私、無我の姿です。
廣池先生は、自我没却神意同化と表現されていました。


この大国主の御心と思います。
これを実行することによって、
万物の間において、
人間は秩序と調和と統一のとれた世界の中において、
真に幸せに生きることができ、子孫繁栄の基となります。

まさに中今を行じるものでしょう。

以上です。次回は、小(ホ)字の神呪です。よろしくお願いします。
管理人wataame
管理人wataame
ありがとうございました。
次回もよろしくお願いします。
管理人の補足
管理人の補足

今回のお話は、十言神呪のp77-79を参照にしています。

こちらのサイトは、石黒豊信先生が発行している三統義会 真澄哲学に関する書籍を忘備録的に書き綴っています。

十言神呪は、著者は石黒豊信 発行所はミヤオビパブリッシング 発売元は(株)宮帯出版社です。宮帯出版のWebサイトをはじめ、物販の取り扱いをしているWebサイトで入手可能です。

多くの方がこの真澄哲学に興味を持って実践し、人生の幸せを見つけることを祈念しています。

PAGE TOP