14 十言神呪 顕(ア)字神呪

十言神呪

14 十言神呪 顕(ア)字神呪

Isiguro
Isiguro
こんにちは。
これからは十言神呪の組立ての中の神呪のもつ意味をお話していきます。

十言神呪の神呪の第一の組立て、第二の組立てでは、
神歌とその意をお話しました。

それは表面的な解釈はできますが、
神呪には秘められた本質があり、
それをキーワードとして神呪の本質に近づくことができます。

その核心は観法によって体験することができ、
これが真に重要なものとなってきます。

顕(ア)字には、顕(ア)字の観法があり、
その観法を行ずることによって、
キーワードがおのずから会得できるようになっています。

観法は深浅に応じて得るところがあるものです。
緩やかながら徐々に変化が現れてきます。
薄皮を剥ぐがごとく次第にその本質が実行者の上に現れてきます。
管理人wataame
管理人wataame
こんにちは。
今回からは神呪の各論のお話ですね。
神呪の理解は組立てを理解と思うのでしっかり学んでいきます。
よろしくお願いします。
Isiguro
Isiguro
では、今回は、顕(ア)字神呪です。

ア字神呪は、人間関係として眺めればおわかりになります。
人間としてどのようにあらねばならぬか。
それが人格の基になります。
人格なきところに人間は存在することはできません。

よって(人格)がキーワードになります。
人格のほかに今一つのキーワードは、(平等)です。
無私の愛、平等の愛、公平な愛です。

ですからア字観法を行じるとき、
その人がどういう気持ちで実行するかは極めて重要です。
Isiguro
Isiguro
神歌は
天照らすみおやの神のみすまるの いのち射照らし宇宙(くに)静かなり
主宰神は、天照大御神です。


門田博治著の「(増補)無為庵独語」にある神歌の解釈では、
天照大御神の尊貴なる御生命は、
地球、太陽系、銀河系、宇宙、大宇宙の全宇宙に遍く時空を貫いて、
あたかも無数の射矢の如く放射され、
物事をはじめ森羅万象に命を与えて居る。

その本質は「みすまる」であり、大調和であり、その相は麗しい平和そのものである。

●天照大御神が主宰神のこの神呪は、天照大御神朝廷より、
天照大御神の奇すしき大詔がすべての人間に送られていることを述べています。

その大詔をしっかり受け止めることが人格の基(もとい)である。

すべての人間に大詔を受信する装置が備わっているのでけれど、
受信装置が歪んでいたり、曇っていては正しく受け止めることができない。

ここに人間が人間としての悲しい運命があります。
そこで正しく神様の詔を賜う方法の第1歩が十言神呪の顕(ア)字観法が示されています。
管理人wataame
管理人wataame
「みすまる」とは何ですか
Isiguro
Isiguro
ミスマルの珠についてお話します。

人間は、人間として生まれる尊厳として天照大御神より
ミスマルの珠を与えられています


ミスマルの珠を人間の中で奉持するのが、
直霊(なおひ)、即ちフタです。

Kadota先生は法絲帖のなかで、
ミスマルの珠を次のように話されています。

大詔は発せられて光音宇宙の辺際にとどろきわたる。
フタ フタ カ ムユ ケ 。
忽ち七色の麗光に輝くミスマルの珠授けられたり。
あたかも蜘蛛のごとく無尽無数の法絲を出すなり。


そのミスマルの珠の光を落とさぬために、
この地球神界において人間にお祈りを捧げておられる神様宗像の大神様です。

大神様が人間を祈ってくださっておられるのです。
神様が人間を祈っておられるという信仰の大切さを知ってください。

宗像の大神様への信仰は、
己のミスマルの珠、
即ちそれを包むところのフタの輝きを増すために大きい力になります。
人間が人間として存在し、
フタの輝きを増すうえにおいては極めて重要なことです。
管理人wataame
管理人wataame
人間のために祈っている神様がいるなんで、感動です。なんてありがたい。ありがたい。
Isiguro
Isiguro
人間がこの人格を保つのはまさしくこのミスマルの珠に存在します。

ミスマルの珠を授かりながらも詔を正しく受け取ることができぬ人は、
詔のままの人生を歩むことができないという意味において、
苦難を伴うことがあります。

したがって、ア字神呪は、人間関係として眺めればおわかりになります。
人間としてどのようにあらねばならぬか。

それが人格の基になります。
人格なきところに人間は存在することはできません。
よって(人格)がキーワードになります。


以上で顕(ア)字の神呪のお話をおわります。
次回は、誠(マ)字の神呪をお話しいたします。
ありがとうございました。
管理人wataame
管理人wataame
先生、ありがとうございました。
歌の意と顕(ア)字の意がもつ愛を感じるお話でした。
次回もお願いします。
管理人の補足
管理人の補足

今回のお話は、十言神呪のp60-63を参照にしています。

こちらのサイトは、石黒豊信先生が発行している三統義会 真澄哲学に関する書籍を忘備録的に書き綴っています。

十言神呪は、著者は石黒豊信 発行所はミヤオビパブリッシング 発売元は(株)宮帯出版社です。宮帯出版のWebサイトをはじめ、物販の取り扱いをしているWebサイトで入手可能です。

多くの方がこの真澄哲学に興味を持って実践し、人生の幸せを見つけることを祈念しています。

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