27 十言神呪 第四の組立て 三(ミ)字神呪
Isiguro
今回は、十言神呪の第四の組立ての三(ミ)字神呪についてお話します。
第四の組立ての三(ミ)字神呪は、即ち最高道徳の「伝統の原理」にあたります。
マ字神呪、即ち純粋正統の学問の原理の裏の神呪です。
ミ字神呪が、神様と結びつく上においてまことに重要です。
Isiguro
ミ字神呪の主宰神は住江大神です。
この神様はこの現世のみならず、地球全体、宇宙にまで
真理を伝達する仕事を司っています。
即ち、真理伝達の大神様です。
住江の大神様は人間に真理の伝達を行うのですが、
人間の持つ行因縁の妨げによって
単純に伝えることができないことがあります。
そこで大神様は、この人間に対して
真理が正しくまっすぐに伝わるように
取り計らいもなされるのです。
即ちそれが禊や鎮魂帰神です。このように住江大神は
禊や鎮魂をも司る神様でもあります。
人間世界に真理伝達のみならず、その方法までも伝え、
大変重要なお役目を担われています。
では、禊がなぜ「伝統の原理」となるのでしょうか。
人間は、国の伝統、家の伝統、生活の伝統、精神伝統を通さずに
直接に真澄大神を信仰することはできます。
しかし、この信仰だけでは十分ではないのです。
人間はこの人間霊界で修行をさせていただいているのですが、
この現世という人間霊界はご苦労されて築きあげてこられた方々がおられ、
その方々を無視することはできません。
また、その方々は大国主命の詔に従って
その使命を果たされた方々です。
これらの方々に感謝することが大国主命にまつろい、
信仰することになるのです。
住江大神は、「伝統の原理」として、
人間の正しい生き方、正しい在り方を示されているのです。
この行為の行われないところに
地球霊界を生きるための正しい真理の伝達はありえないのです。
住江大神は、この伝統を通して真澄大神を信仰することを教えておられます。
そのことを悟らし、行わせるための禊や鎮魂です。
同時に、このことによって、
マ字神呪の「純粋正統の学問の原理」において
正しい真理を賜る準備ができるのです。
Isiguro
このように伝統を通じて、
真澄大神と直結する結びつきを持たねばならないのです。
それを成就するものが「伝統の原理」です。
このことが行として行わなければなりません。
私たちは常に日々思いを重ねつつ、
秩序と調和のとれた世界を求め身体を浄化していかねばなりません。
ただ出雲大社を信仰する、参拝する、
それだけでは真澄神に強く結びつくことはできないのです。
月参りをするなど、これを行として日々に実行し年月を経らなければ、
真に真澄神と結びつくことにはなりません。
行としての「伝統の原理」を述べましたが、
この信仰は己のフタの中に潜んでいる仁義礼智信の信を行うことになります。
その姿に応じて「純粋正統の学問」、
即ち、真理がその人間にほとばしり来るようになります。
即ち、ミ字神呪「伝統の原理」とマ字神呪「純粋正統の学問の原理」によって
人間は循環的に次第に浄化され、真理へと導かれていくのです。
Isiguro
次回は、第四の組立て 顕(ア)字神呪をお話いたします。
よろしくお願いします。
管理人の補足
今回のお話は、十言神呪のp199-208を参照にしています。
こちらのサイトは、石黒豊信先生が発行している三統義会 真澄哲学に関する書籍を忘備録的に書き綴っています。
十言神呪は、著者は石黒豊信 発行所はミヤオビパブリッシング 発売元は(株)宮帯出版社です。宮帯出版のWebサイトをはじめ、物販の取り扱いをしているWebサイトで入手可能です。
多くの方がこの真澄哲学に興味を持って実践し、人生の幸せを見つけることを祈念しています。