22 十言神呪 幽(カ)字神呪
Isiguro
今回は、幽(カ)字神呪です。
天照大御神が主宰神のこの神呪は、
生命的展開の最上、祭の道の神霊界にあります。
ア字の人格の上にあり、カ字のキーワードは神格です。
同じ天照大御神ですが、ア字は人格、カ字は神格です。
Isiguro
幽(カ)字神呪の神歌は
輝きは照り徹らせり天津日の 奇しくもあるか優しくもあるか
主宰神は、天照大御神です。
人間にとって最も偉大で美しいものは、太陽の相であろう。
太陽神界の主宰神である天照大御神は、
森羅万象よろずの生命に、
おしなべて光と熱を惜しみなく与えられる。
光は神智であり、熱は聖愛である。
人間の生命は、
天照大御神の御本質をそのまま恵まれ、
いつどこでも、
燦然として輝き出づる可能性を持っています。
絶対無我の自己の内奥から、
愛と光が輝き出る時、
御稜威(みいつ)は我にかぶり、
おのずから最高最貴の生活が営まれる。
人間が大御心を、その蓋に生まれ来る時、
その輝きは全宇宙に照り徹り、
高次神界への道が開け、
無限の幸福を味わう事ができます。
大御心は太陽の心であり、
太陽の姿であり、
六洽(りくこう)を照徹(しょうてつ)している。
Isiguro
人間がこの現象界に生きることの根本は祭りを行うことです。
人間が祭りを行うことは、人間がこの世に生まれてくるときの神様との契約である。
その信仰は、オ字、ア字、カ字と昇る真澄信仰です。
究極の真澄信仰は、ア字を突き抜けてカ字にまで至らなければ
本当の祭りにはなりません。
そこに至らなければ外なる天照大御神と
「ス字」に到達することがないからです。
こうして初めて上津彼方の貴い詔が、
人間の中の深いところに届くようになり、
人間は己の本質を発揮することができるのです。
ですから祭の道においてカ字の神格に至ることは
まことに重要なことです。
Isiguro
そのためには、
第一は、ミ字観法によってポテンシャルを高めることです。
第二は、道の道の極致である真理に至る方法のマ字の信仰です。
第三は、宇宙と一体になる霊の道の極致のミィ字に勤めることです。
それらを総合的に、
霊的にも人間的にも突き進んでいかなければなりません。
「祭の道」のみによっては、
カ字に到達することはあり得ません。
カ字を成就するために、
行としてカ字観法があります。
この観法は天照大御神の御命を賜る行です。
観法によって霊的な輝きを放ち、
人間の品性が輝き、現れ、
現象界において大きく立つことができるものになります。
この輝きは太陽の輝きであり、太陽と一体化になることです。
今一つのキーワードを(輝き)とします。
カ字の姿の究極はご皇室にあります。
我々はカ字を行ずることによって
御稜威を賜ることができます。
それと同じく、ご皇室を尊祟することによって、
カ字の御力を賜ることができるのです。
奇すしき意味を多くもつカ字です。
これがス(統)に至る正道です。
法則的に(統)に至る道もありますが、
さらに難しいものです。
Isiguro
次回は、体(ミィ)字の神呪です。
よろしくお願いします。
管理人wataame
ありがとうございました。
よろしくお願いします。
管理人の補足
今回のお話は、十言神呪のp86-88を参照にしています。
こちらのサイトは、石黒豊信先生が発行している三統義会 真澄哲学に関する書籍を忘備録的に書き綴っています。
十言神呪は、著者は石黒豊信 発行所はミヤオビパブリッシング 発売元は(株)宮帯出版社です。宮帯出版のWebサイトをはじめ、物販の取り扱いをしているWebサイトで入手可能です。
多くの方がこの真澄哲学に興味を持って実践し、人生の幸せを見つけることを祈念しています。