36 観法の唱え方と手印について
善言とは、神様のお名前を唱えることです。
善言を唱えるには、顔の正面で両手で印(手印)を作り唱えます。
その印の作り方については、その時々において神様や明神様より賜っています。
十言の神呪(アマテラスオホミカミ)の唱え方には朗唱の他にも、
早口で十回唱える場合と、早口で三十三回と唱える場合があります。
御印の名称は真澄洞が称するものです。両手でしっかりと握り、
両肘はやや張ると唱えやすいでしょう。
御印の作り方を述べます。
天照大御神の御印(顕(ア)字印)
合掌した両手を少しずつずらし
左小指、右小指、左薬指、右薬指、
左中指、右中指、左人差し指、
右人差し指、右親指、左親指の順にします。
ですから左手の人差し指と親指の間に、右手の人差し指と親指が挟まります。
ここで両手の人差し指を立ててその腹を合わせると顕(ア)字印です。
少彦名命の御印(少名印)
合掌した両手を少しずつずらし
左小指、右小指、左薬指、右薬指、
左中指、右中指、左人差し指、
右人差し指、右親指、左親指の順にします。左手の人差し指と親指の間に右手の人差し指と親指が挟まります。ここで両手の指を折り曲げ、握りこぶしを作りますと、少彦名命の印になります。
住江大神の誠(マ)字の御印
合掌した両手を少しずつずらし
左小指、右小指、左薬指、右薬指、
左中指、右中指、左人差し指、
右人差し指、右親指、左親指の順にします。
ですから左手の人差し指と親指の間に、右手の人差し指と親指が挟まります。
ここで両手の人差し指と中指の二本の指を立ててその腹を合わせると誠(マ)字印です。
大国主命のの御印
大国主命の印で、開印閉印と称し、開印と閉印の2種類があります。
開印から申し上げますと、
左を手前、右を向側(むかいがわ)と言うように、10本の指を第一関節のところで浅く組みます。そして人差指と親指を伸ばして、なるべく真円に輪を作ります。輪ができましたら、他の6本の指の先を曲げます。
まずこれを開印と申しまして、願いことを大国主命が受け取ってやろうという印なんですね。申し落としましたが、開印の場合、手のひらの角度は直角以上になります。百度くらいがいいんじゃないかと思います。
閉印
閉印の場合は組んであります指を少し深くするのです。そしてペタっと掌を合わせ、人差指と親指の円はほどくわけです。
親指を外の方へ張りますとやや半円に似た形となります。
この閉印は大国主命が願いを受け取ったという印なのです。
今回のお話は、光る国神霊物語(完全版)のp46-47、p103を参照にしています。
こちらのサイトは、石黒豊信先生が発行している三統義会 真澄哲学に関する書籍を忘備録的に書き綴っています。
著者 門田博治 花井陽三郎
編者 石黒豊信
発売元 (株)宮帯出版社宮帯出版のWebサイトをはじめ、物販の取り扱いをしているWebサイトで入手可能です。
多くの方がこの真澄哲学に興味を持って実践し、人生の幸せを見つけることを祈念しています。