42 動(ら)字観法
Isiguro
動(ら)字観法
神拝 二礼二拍手一拝
動字神呪 奉唱 二回
蘭の香の 貴かりける おのがじし 花も葉も根も いそしみてあれば
十言神呪 奉唱十回
大国主命の御名 奉唱十回 動字印
※しかるとき、動字の神呪をよく味わうべし。天地万物尽くその使命を全うせんがために勤しみおる貴さは、汝のためなるぞ。汝らよくよく天地万物に感謝すべし。汝の坐しおる処より無限の彼方に至るまで森羅万象尽くに感謝し感謝し感謝すべし。しかるとき汝は天地万物と一体となり、一大調和を至さしむるなり。即ち笑いなり。汝ら心の赴くところ尽く汝の意のままなるぞ。
(この間五分くらいで次に移ってもらう。)
次に、動字の神呪を深く哲学したあとで、この印を十秒間隔で開印と閉印を十回やるのです。同時に心の中で大国主命にお願いすることを強く念じます。
次に、今度は大国主命に喜びと感謝を表明した表情で、口に微笑みをたたえて目を細くして、喜びをたたえた心持で、開印の穴の中へ細く長く息を吹き込んで、細く長く息を吸うのです。この呼吸を十回やります。その間、最前の願いが完全にかなったと思うのです。即ち叶った情景を心に描くのです。感謝しながら描くのです。秘訣は成就したと信じることなんです。そうすると、喜びや感謝は自然、必然的に起きてくるわけです。
この十回の呼吸は二十回でも三十回でもいいのです。この円の中に息を吹き込んで、円の中から息を吸うことは、我が願いが大国主命の御いのちに溶け合って、この息をもって一体となる法則を象徴化したものです。
次に三拍手をします。
(時間、空間、我の三つであって、大国主命の御いのちが実現した、現実化したという意味です。)
次に、開印をつくります。我が願いが完全に成就したのですから、あとは大国主命の御いのちを我が身体に受けるという意味で、つまり大国主命の御いのちを頂くという意味で、まず息を吸い、次に息を吐き、また大きく吸うのです。それを十回単位で行います。ここでも実現した喜びを心に描いて、感謝と笑いと喜びの心を忘れぬようにしてください。楽しい、嬉しいという言葉をこの呼吸の中に挟むと感謝ができます。大体それでいいのです。
大国主命の御名 奉唱十回
十言神呪 奉唱十回
祝福のために唱えてください。
統(す)字の神呪 二回
統ゆみほゆ光かかふるすめろぎの 御代開けてぞ永遠に安けき
※手印について
開印閉印と称して二種類あります。
開印は、左を手前、右を向側というように、一〇本の指を第一関節のところまで浅く組みます。そして、人差し指と親指を伸ばして、なるべく真ん丸に輪を作ります。輪ができたら、他の6本の指の先を曲げます。これを開印と申しまして、願い事を大国主命が受け取ってやろう、そういう印なのです。掌の角度は直角以上になります。百度ぐらいがちょうどよい。
閉印は組んである指を少し深くするのです。そしてペタッと掌を合わせ、人差し指と親指の円はほどくわけです。親指を外の方へ張りますと、やや半円に似た形となります。この閉印は大国主命が願いを受け取った、というしるしなのです。
※この観法は大国主命の観法ですが無限供給を祈る場合、広く解釈していいのです。幽界の長である大国主命にお願いするので幽界で迷っている霊魂もこの印で通じます。
※何故無限供給が大国主命の受け持ちになっているかと言えば無限供給は「さわり」のない人間にあたえられるのです。本当の相(すがた)、それが霊的に障害され無限供給が途絶えるのです。障害(さわ)っているものは大国主命の世界で呻吟(しんぎん)しているわけです。この印と観法によって、直接大国主の御心と、この観法の行者の心とが通じるわけです。どんな願い事でもできるわけです。その時の暗号がこの手印です。
管理人の補足
今回のお話は、光る国神霊物語(完全版)のp98-115を参照にしています。
こちらのサイトは、石黒豊信先生が発行している三統義会 真澄哲学に関する書籍を忘備録的に書き綴っています。
著者 門田博治 花井陽三郎
編者 石黒豊信
発売元 (株)宮帯出版社宮帯出版のWebサイトをはじめ、物販の取り扱いをしているWebサイトで入手可能です。
多くの方がこの真澄哲学に興味を持って実践し、人生の幸せを見つけることを祈念しています。