18 十言神呪　統（ス）神呪

今回は、統（ス）字神呪です。

宇宙の運動が超自然的統一の相であることは、
大は超天体宇宙から小は素粒子に至るまで貫いている真理である。

天御中主大神の御本体は、妙有を内蔵する空無の一点であり、
全宇宙は、この中心に統一されている。

天御中主神は、その気を二つに分かち給うて、
高御産霊神と神御産霊神の二柱の神が成り給うたとある。

高御産霊神は(火(ホ）の気）であり、
陽であり、霊であり、心の根元である。
神御産霊神は(水(ミ）の気）であり、
陰であり、体(ミ）であり、物の根元である。

統(ス）より発する光と(水火(ミホ））より発する光が
光被する(すめろぎ）の御代が地上に展開すれば
永遠の平和が成就する。

統（ス）字神呪の神歌は

統ゆみほゆ光かかふるすめろぎの　御代開けてぞ永遠に安けき

主宰神は、天御中主命です。

宇宙の運動が超自然的統一の相であることは、
第は超天体宇宙から、小は素粒子に至るまで貫いている真理である。

最も精密な電波望遠鏡ですら観測できない超天体宇宙も
観測できる銀河系宇宙も必ず中心を失うことはない。

天御中主大神の御神体は、
妙有（みょうう）を内蔵する空無の一点であり、
全宇宙は、この中心に統一されている。

天御中主大神は、その気を二つに分け給うて、
高皇産霊神、神御産霊神の二柱の神が成り給うとある。

高皇産霊神は「火（ホ）の気」であり、
陽であり、霊（ヒ）であり、心の根源。
神御産霊神は「水（ミ）の気」であり、
陰であり、体（ミ）であり、物の根源である。

統（ス）より発する光と、「水火（ミホ）」より発する光が光被する「すめろぎ」の御代が地上に展開すれば、永遠の平和が成就する。

上津彼方(うわつかなた）の天御中主命朝廷より、
詔の統(ス）が発せられ、天照大御神朝廷にわかりやすく伝達します。

さらにそれを地球神ー大国主命ーは
地球としての役割のものを受け取り、
人間に初めて万物に伝えています。

即ちキーワードは(秩序）です。

そのために、人間はどのように在ればいいでしょうか
人間は、十言神呪の組立てにあるように、現象界を昇り、
幽界を昇り、神霊界に至り、
さらに上津彼方へと昇らなければなりません。

一方において、詔の統(ス）を賜るためには、
詔が我々に届く準備をしなければなりません。

霊祭道という三本の縦の筋がありますが、
そのうちどれか一つは開かねばならない。

そういう至上命令が、
現世ー地球霊界ーに存在するものには与えられます。

人間が人間として全うするには、
詔の統(ス）のまま正しく生きねばなりません。

もし統が現世に存在するならば、
それを現実のものとして見ることができます。
そこに己を合わせることによって、
秩序と統一をもって調和的に生きることができます。

そのような統を代理するような存在が日本では皇室です。
日本皇室はそのような意味で存在をしていますので、
ご皇室に対しては常にまつろうことを忘れてはなりません。
人間は皇室とともに幸福に生きねばなりません。

しかし、その本質は十言神呪にある通り霊祭道を通じて、
皇室の上におられる天照大御神、
さらにその上の天御中主朝廷の統というものを、
常に見ていなければなりません。

そうしなければただ皇室を尊敬することだけに終わり、
人間としての使命を尽くすことにはならない。

我々人間はこうして生きることにより
麗しい薫りが兆すことになります。
これが次にあります大字(お字）神呪です。
オ字とス字は密接な関係があります。

以上で、統（ス）字神呪のお話を終わります。
次回は大（オ）字の神呪をお話します。
ありがとうございました。