41 用(て)字観法
Isiguro
用(て)字観法
神拝 二礼二拍手一拝
用字神呪 奉唱 二回
照る月の映りてまどか池にあり など波風に砕けけるかも
十言神呪 奉唱十回
少彦名命の御名 奉唱十回 用字印
用字神呪 黙唱 三回
ここまでが前置きです。
※この神呪の指し示したる光景をよく心に描くべし。
この手印を結んで、心の中の色々の相を描いて、それを消す。
これを心ゆくまで、適当に繰り返します。
それが完全にいったと思われた瞬間に「エィーーツ!」と気合をか
けると同時に、外因に戻ります。
これが印の規則です。
用字神呪 黙唱 二回
照る月の映りてまどか池にあり など波風に砕けけるかも
主宰神 天照大御神 善言(よごと)奏上 四拍手
誠字神呪 黙唱二回 誠字印
少彦名命の御名 奉唱十回
十言神呪 奉唱十回
動(ら)字神呪 朗唱二回 二礼二拍手一拝
蘭の香の 貴かりける おのがじし 花も葉も根も いそしみてあれば
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この行法がすんだ時は、必ず当人または、施法者代人に強い言葉の注射を打ってください。例えばこれで全部悟りましたから、ご安心くださいなどです。
なおこの後、甘露の法雨、天使の言葉または両者を通じて読むことです。あと惟神(かむながら)の道を加えることも結構です。これは観法がおわりまして霊に対する祝福のためです。悟りのために唱えずに、祝福のために唱えてください。
※
①それから、用字の神呪の内容を絵に描くように強く心に描く
②次に今ここで解消せんとする迷いや因縁の現れを心に描く。
③次にその相(すがた)のかき消えて光明化した相を描く。④次に再び用字の神呪の内容を描く。その時、少彦名の手印を致します。
⑤それから三世の因縁を大別して四つに分けます。それぞれで印を作りなおします。
第1 霊の障害として現れておる病の場合
この時の印は、少彦名命の手印に小指を上に立
てて合わせます
第2 諍(いさか)い、心の不調和を因縁として起している
不幸(病気、その他迷い)の場合、俗にゆう生霊の場命
少彦名命の手印に親指を上に立てて合わせます
第3 経済的に悩んでいる場合。これに無限供給を与え
る場合、これは広範囲に解釈してください。
少彦名命の手印に中指を立てて合わせます
第4 どうしても寿命で死ななければならない霊に限り無
り、命の悟りを与え、また迷いを持って霊界で苦
しんでいる霊に悟らす場合
少彦名命の手印に人差指を半ば曲げて合わした円
(マル)の形ができます。それが霊界における霊
魂に悟りを与える手印です。
迷いを解消する、三世の因縁を切るための観法。
人の因縁を切る観法です。非常に役に立つ観法なので、用という字を書いてあるわけです。
三世の因縁、あるいは病気、あるいは貧困、あるいはいさかい…等各々その悩みを消さんがための
この観法により、ガンドウを与えし者を完全に救うこと必定なり
用字観法は表観法、小(ほ)字観法は用字観法の裏観法です。小字観法は自分の因縁、あるいは肉親の因縁を切る観法です。
管理人の補足
今回のお話は、光る国神霊物語(完全版)のp93-98を参照にしています。
こちらのサイトは、石黒豊信先生が発行している三統義会 真澄哲学に関する書籍を忘備録的に書き綴っています。
著者 門田博治 花井陽三郎
編者 石黒豊信
発売元 (株)宮帯出版社宮帯出版のWebサイトをはじめ、物販の取り扱いをしているWebサイトで入手可能です。
多くの方がこの真澄哲学に興味を持って実践し、人生の幸せを見つけることを祈念しています。