10 十言神呪 第三の組立て(1)

十言神呪

10 十言神呪 第三の組立て(1)

Isiguro
Isiguro
これから十言神呪の第三の組立てについてお話します。
いよいよ十言神呪の核心に入っていきますが、
少し予備知識も必要となります。

テーマを分けて組立ての説明をいたします。
管理人wataame
管理人wataame
こんにちは。いよいよ核心に入っていくわけですね。
しっかり聞いて理解できるよう頑張ります。
Isiguro
Isiguro
では、まず、「第三の組立て」をご覧ください。

この図は第三の組立てを図示化したものです。
(十言神呪 p15より抜粋)

組立ては、縦い右から霊・祭・道の三本の道があり、横から下に現象界・幽界(ハルミ界)・神霊界の三つの霊界があり、それらの九つの交差点にそれぞれ一つの神呪が対応しています。

さらにこの三本の縦の道を一つに統合する点に一つの神呪(す)があります。

このように十個の点・場所には一つの神呪が対応しています。即ちア・マ・テ・ラ・ス・オ・ホ・ミ・カ・ミィが配置されています。
管理人wataame
管理人wataame
わー、すごい。なんだか、アマテラスオホミカミィという言葉がとても意味のある存在になっているようです。まるで一文字一文字が言霊となって神様のようにも思えます。
Isiguro
Isiguro
そうです。それぞれの神呪には主宰神があります。

神名は5柱おられます。
天御中主命、天照大御神、少彦名命、住江大神、大国主命です。


この五柱はそれぞれ神呪に対応しています。

天御中主命はス、ミィ

天照大御神はア、カ


少彦名命はテ、ホ


住江大神はマ・ミ


大国主命はオ・ラ


です。
現象界、幽界、神霊界と神様との関係をお話します。組立ての図を水平(横)に考察したことになります。
Isiguro
Isiguro
現象界(テ・オ・ラ)の主宰神である少彦名命と大国主命について

現象界での主宰神は少彦名命と大国主命です。
これがまさに古事記に出てくる、少彦名命と大国主命との国造りの話になります。

国造りの話は古事記に譲るとして、
我々人間がこの現象界において幸せを願うのであれば、
この二柱の神様の御稜威(みいつ)によらざるを得ません。


こうすれば、純粋なる天照大御神と結びつきができるかといえば、
そうはならないのです。

ですが、このテ・オ・ラをきちっと成就すればと現象界で麗しいもの、
すなわち人間の品性としての薫りがただようようになる。


現生に生きる肉体人間を支配し、
いろいろな歪みを正されるのが現象界の神々です。
Isiguro
Isiguro
幽界(ハルミ界)(ホ・ア・ミ)の主宰神である少彦名命、天照大御神、住江大神について

現象界の上の段は幽界(ハルミ界)です。

主宰神は、ホは少彦名命、アは天照大御神、ミは住江大神です。

天照大御神の両脇に住江大神と少彦名命がおられます。
人間が人間としていきるにはこの三柱の大神様が必要です。

アを中心として、ホは外界の歪みを、ミは内界の歪みを、
幽界において正されます。


現象界の世界において、
より神に近づいた生活をなそうとするためには、
この幽界の世界が必要なのです。
管理人wataame
管理人wataame
幽界とは人間の魂、霊魂が行く世界なのですか。
Isiguro
Isiguro
現象界には人間が、幽界にはハルミが、神霊界には神々が住んでおられます。

神ならざる半透明の肉体をもつハルミは、
人間の目に見えることはできません。

しかし、ハルミは人間を見透かすことができ、
そして、人間に様々な行動を指示することができるのです。

しかし、ハルミは神のような完全なる存在ではありません。
そこには神霊界が必要となってきます。
Isiguro
Isiguro
神霊界(マ・カ・ミィ)の主宰神である
天御中主命、天照大御神、住江大神について

幽界の上の段の神霊界です。

主宰神は、カは天照大御神マは住江大神
ミィは天御中主命の純粋なる世界です。

カとアは同じ天照大御神が主宰神ですが異なる働きをします。

神霊界の神々は天照大御神の御心のまま活動されています。

神々は個性をもちながら、天照大御神と
相即相入(一切が対立せずに溶け合い、影響しあっている関係)
をすることができ、

その姿は天照大御神の一柱の神様しが存在しないかのような
統一された純粋の世界
です
Isiguro
Isiguro
霊祭道の三本の縦の筋が合流するスについて

合流するスは天御中主命が主宰神です。

ここより宇宙空間のすべてに対して大詔が発せられ、
神霊界・幽界・現象界までのすべてに鳴り響いています。


太陽系では、天照大御神が受けとられ、
再び大詔を太陽系に対して出されているのです。

くさぐさの手立てを使って現象界の人間霊界にも伝わっています。
管理人wataame
管理人wataame
現象界、幽界、神霊界という世界があって、
それぞれの世界には主宰神がおられ、
働きが違うということですね。

ただ、私たち人間は肉体と霊的な存在があると聞いたことがあります。

また、神様を信じない人の場合はどうなるのですか
Isiguro
Isiguro
少し付け加えますが、現象界(テオラ)の世界の下に、
肉体をもった人間の世界を置いて考えてみてください。

肉体人間の感覚の上に、
現象界(テオラ)という霊的な現象界の存在があると考えます。
つまり、現世に生きる肉体人間を支配し、
いろいろな歪みを正されるのが現象界の神々
なのです。

また、人間の中には霊的な世界即ち死後の世界を認めることが出来ず、
死んでしまえば何も残らないと考える方もいます。

これは、人間が自覚すると否にかかわらず、
事実として死後の生活があり、
神々のお働きもあるのです。

人間が真の人間として幸福を得て、
使命を果たすためには、
これらの神霊界の神々の世界に生きることが必要なのです。
管理人wataame
管理人wataame
死後の世界をなかなか信じれない人もいるとは思いますが、
人間が幸福を得て、使命を果たすためには、
もっと大きな世界が存在していると考えた方が、
否定するより気持ちが納得します。

私は神様を信じているので、
このお話を信じて組立てを考えたいと思います。
Isiguro
Isiguro
そうだね。
今回は組立てを水平に考察したので、次回は縦に考察してみます。

縦に考察するとは、
今までお話した霊祭道の道と神様との関係について
お話したいと思います。

ありがとうございました。
管理人wataame
管理人wataame
縦とは霊祭道の道なのですね。
先ほどの図と照らし合わせながら
今回のお話の復習もやっておきます。

次回もお願いします。
ありがとうございます。
管理人の補足
管理人の補足

今回のお話は、十言神呪のp31-35を参照にしています。

こちらのサイトは、石黒豊信先生が発行している三統義会 真澄哲学に関する書籍を忘備録的に書き綴っています。

十言神呪は、著者は石黒豊信 発行所はミヤオビパブリッシング 発売元は(株)宮帯出版社です。宮帯出版のWebサイトをはじめ、物販の取り扱いをしているWebサイトで入手可能です。

多くの方がこの真澄哲学に興味を持って実践し、人生の幸せを見つけることを祈念しています。

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